横浜市を流れる一級河川、鶴見川。その広大な河川敷は、多くのランナーが集う人気のランニングスポットです。今回は、横浜市内で25km以上にわたる鶴見川沿いのコースの中でも、特にランナーにおすすめしたい新横浜公園発着のコースを徹底紹介します!
なぜ新横浜公園スタートがおすすめなの?
ランニングを始めるにあたって、意外と悩むのが「どこを拠点にするか」ということ。その点、新横浜公園はランナーにとって至れり尽くせりの環境が整っています。
Point 1. 設備が充実!手ぶらで来てもOK
新横浜公園には、ランナーに嬉しいロッカーやシャワー設備が整っています。仕事前や買い物のついでにも、気軽に走りに行けるのが最大の魅力です。
- 新横浜公園ランニングステーション(XSPOTなど)
- ロッカーや更衣室、シャワーが完備されています。(利用料:1回300円〜)
- 走るために必要な荷物を預けて、身軽にスタートできます。
- 駐車場完備
- 広大な駐車場があり、車でのアクセスも便利です。(料金:2時間400円、以降30分100円)
Point 2. ビギナーから上級者まで満足のコース設定
コースは基本的にフラットで、信号もほとんどありません。そのため、自分のペースを維持しやすく、タイムを計った本格的なトレーニングから、景色を楽しむファンランまで、様々な目的のランナーに対応できます。
多くのマラソン大会の舞台にもなっており、路面も整備されているため、非常に走りやすいのが特徴です。
レベル別!おすすめランニングコース
新横浜公園をスタートする、おすすめの距離別コースをご紹介します。
【初心者向け】まずは気軽に5kmコース
- 新横浜公園 → 新羽橋(にっぱばし)で折り返し
まずは無理なく走りたい、という方におすすめの定番コースです。新横浜公園から鶴見川の下流に向かって約2.5km、新羽橋を目指して走ります。河川敷には距離表示が設置されている場所もあり、ペースを掴む練習にもなります。
【中級者向け】定番の10kmコース
- 新横浜公園 → 樽町公園(たるまちこうえん)で折り返し
もう少し距離を伸ばしたい方には、10kmコースがおすすめです。下流方面へ約5km、樽町公園で折り返します。多くのランナーがこのコースを走っており、すれ違うランナーからモチベーションをもらえるかもしれません。
【上級者向け】大会に備える!ハーフマラソン練習コース
- 新横浜公園 → 佃野公園(つくのこうえん)で折り返し
ハーフマラソン(約21km)のトレーニングには、鶴見駅近くの佃野公園を目指すコースが最適です。フラットな道が続くため、本番を想定したペース走にぴったり。長距離を走りきる自信と脚力を養うことができます。
走るだけじゃない!鶴見川コースの魅力と「飽きない」コツ
「川沿いのコースは景色が変わらず単調で飽きやすいのでは?」という声も聞かれます。しかし、鶴見川にはランナーを飽きさせない魅力がたくさんあります。
- 豊かな自然と景色の変化
- 野鳥の楽園: 川辺には、サギやカモ、カワセミなど、多くの野鳥が集まります。鳥たちの姿を眺めながら走るのも楽しみの一つです。
- 季節の移ろい: 春には桜、夏には深い緑、秋にはススキの穂など、季節ごとに違った表情を見せてくれます。
- 時々見える景色: コースの途中では、東海道新幹線や横浜線の電車が通過する様子や、天気の良い日には遠くに富士山の姿を望めることもあり、単調な景色にアクセントを加えてくれます。
- 「飽き」を克服する工夫
- 音楽やポッドキャスト: お気に入りのプレイリストや興味のある番組を聴きながら走れば、気分転換になります。
- 仲間と走る: 友人やランニング仲間とおしゃべりしながら走るのも、楽しく続けるコツです。
- タイムを計測する: 前回よりも速く走る、一定のペースを維持するなど、目標を設定することで、トレーニングに集中できます。
数々のマラソン大会の舞台に
鶴見川沿いは、年間を通じて「UPRUN新横浜鶴見川ハーフマラソン」や「スポーツメイトラン新横浜鶴見川マラソン」など、数多くの市民マラソン大会が開催されています。走り慣れたコースで大会に出場し、自分の実力を試してみるのも良いでしょう。
まとめ
新横浜公園を拠点とした鶴見川のランニングコースは、充実した設備と走りやすい環境が魅力の、まさに「ランナーの聖地」です。初心者の方も、本格的にトレーニングをしたい方も、ぜひ一度このコースを走ってみてはいかがでしょうか。気持ちの良い汗を流しに、鶴見川へ出かけてみましょう!


